231001 Citra, Galaxy & Simcoe Hazy IPA
どうも。
ドイツからホームブリューイングの機材は全てスイスに持って来ていたけど、材料費が高いという思い込みから具体的に検討しないうちに気づけば1年経ってしまっていた。
夏に日本に帰って友人とお気に入りのクラフトビールを交換したりその場で開けて飲んだりしてワイワイした後に、せっかく自分でビールを作れるなら日本に持って帰って友人にも飲んでもらいたいと改めて思ったので真面目に再始動することにした。
当初懸念していた点は調べてみると、
- よくよく見るとモルトもホップもドイツより高くない。十分なラインナップが揃っているスイス国内の通販サイトも見つけた。ちなみに今回利用してみたら、モルトを粉砕してもらったりするというのに一瞬で発送してくれたので感謝しか無い。今後も利用させていただく次第。
- 上記ショップの荷物はSwiss Postで送られてくる。Swiss Postなら24/7の宅配ボックスが家から10分ほどのところにある。
(ちなみにドイツでは食材を送る時にDHLの宅配ボックスは使用できなかった。)
ということが分かったので、材料を一通り購入し醸造した。
2年前にHazy IPAを作ろうと材料を集め始めたのに作らずじまいで日本に戻ってしまったことを思い出したのと、今の気分が合致したのでHazy IPAを作ることに。
ホップのチョイスについてだが、Citraはいつだって好きなので使うのと、たまには南半球のホップを使ってみようとGalaxyを選んで、Simcoeはなんとなくサブ...という感じ。
モルトレシピ
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量[g]
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割合[%]
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Maris Otter
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2367
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70
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Cara-Pils
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300
|
10
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Wheat flake
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333
|
10
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Oats flake
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333
|
10
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CaCl2
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1
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Other
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ホップ
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α酸 [%]
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量 [g]
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煮込み時間 [min]
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Citra
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13.2
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10
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30
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20.4
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Simcoe
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12.9
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5
|
30
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10.0
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|
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計
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-
|
-
|
-
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30.4
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BU/GU
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0.47
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ホップ
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量 [g]
|
時間 [min]
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Citra
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15
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ワールプール
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Simcoe
|
15
|
ワールプール
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Citra | 30 |
5日前
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Simcoe
|
30
|
5日前
|
Citra
|
15
|
2日前
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Galaxy
|
40
|
2日前
|
- 一次発酵後、可能な限り酸化を防ぐ。
酸化するとビールの色が濃くなりホップの風味は薄れ...と良いこと無し。
設備が整っていれば一次発酵タンクからCO2ボンベを用いて圧送してケグ詰めする等の方法があるのだが、私の場合はなるべく泡が立たないよう静かにケグやボトルに注ぐのみ。 - Galaxyは長時間ドライホップすると渋みがかなり出る。
インターネットで調べる限り2日ほどドライホップしている人が多そうなのでそれに倣う。
飲んでみた所見としては、
- 柑橘のジューシーな風味とグレープフルーツの皮のような苦味が感じられる。
ほのかにトロピカルな風味もある。
ただ、もう少しこれらのホップの風味が強く出てくれたら理想。 - ホップバーンによるピリピリとした辛味は無し。
と、初めてのHazy IPAとしては良い感じで、ここからどうしていこうかもう少し勉強してから第2弾を作っていきたい。
ワイン生産地ラヴォー地区のChexbresを散歩した話
どうも。
家からそう遠くない所に、ラヴォー地区(Lavaux)という世界遺産にもなっているワインの産地があるので散歩してきた。
ローザンヌからモントルーまで、雑に言うとレマン湖の北東側の湖岸一帯のことをラヴォー地区と言って、湖沿いの斜面に沿って葡萄畑が広がっている。
ラヴォー地区にも色々と町があるのだが、今回はシェーブル(Chexbres)に足を運んだ。
葡萄畑を縫うように細い道がたくさんあって、散歩に最適。
ちなみに今回はせっかくなので少し北の方にあるモン・ペルランという山の駐車場に車を置いて展望台まで歩いてから、このシェーブルまで1.5時間ほど歩いて降りた。
ワインは全く詳しくないのだが、このラヴォー地区で作られるのがシャスラ(Chasselas)というスイスを代表するブドウの品種らしい。
とりあえず今これを書きながら、昨晩にスーパーで割引しているのを見て買ってきたシャスラの白ワインを飲んでいる。フレッシュでフルーティーですごく飲みやすい。ただこれはエペス(Epesses)という別の地区で作られたもののようだが...まあ良いだろう。
ちなみに実際にラヴォー地区は高速道路や電車から見える景色の時点でけっこう感動する。ジュネーブ空港に降り立ったらぜひ東へ。
ではでは。
ピルスナーウルケルを飲みにピルゼン(プルゼニ)に行った話
どうも。
自分の中でのクラフトビールの定義と、日本の大手ビール製造メーカーが"クラフト"という言葉を使ってビールを売っている現状とのギャップに苦しむ人間です。独立した小規模の醸造所が作るビールこそがクラフトビールだと思っているので。(ただ私が大好きなMagic Rock Brewingは結構前に大手企業に買収されており自分の定義上クラフトビールと呼べなくなった...という例があるので、クラフトビールと思しきものも基本的にただ"ビール"と呼ぶというスタンスでやっている。)
いきなり変な話で始まったが、ビールを飲みにチェコに行ってきた。
そう、いつかやりたかったことの1つ、ピルスナー発祥の地ピルゼンでピルスナーウルケルを飲んできた。
ピルゼンはプラハから車で1時間程度で着くらしいが飛行機の時間が合わなかったので、自宅から800kmのロングドライブを敢行した。何度か渋滞にハマったもののニュルンベルクあたりから東に向かうにつれ交通量が大幅に減るなど、概ね快適なドライブだった。
チェコの高速道路を走る際はVignetteをフロントガラスに貼る必要があるが、いつの間にか電子化もされていたようで、web上で車のナンバーを登録してお金を払えばVignetteを貼る必要もなく完了する。
ちなみにその電子化の案内&QRコードはVignette売り場には掲示されておらず、私が確認した限りガソリンスタンドのショップの机に1枚貼り付けられているだけだったので事前に登録しておいたほうが無難。
とまあ楽しいロングドライブをこなしてホテルへ着弾し、旧市街へ向かう。
旧市街に差し掛かったところで人々が石畳の上でジョッキ片手に集まっていたので、そのすぐ近くのレストランでビールを購入して人々に紛れつつ飲んだ。ビールと言ったがドラフトのピルスナーウルケルである。
ピルスナーウルケル直営のレストランが近くにある他、おいしいピルスナーウルケルを出すと知られているレストラン/パブがいくつかある様子。
私が行ったのはここ。
以前夏場にチェコに滞在していた時も毎週末は旧市街でビールを飲んでいた記憶が蘇った。
余談だが、お土産に同サイズのジョッキを買ったので自宅でピルスナーウルケルを注いだものの当然ながらこんなにきめ細やかな泡にはならず、既にこのビールが恋しい。
翌日は主目的であるピルスナーウルケルの工場見学。
最高だったのでチャンスがある方は是非立ち寄って欲しい。見学の最後には無濾過のピルスナーウルケルが飲める。
これが最高のコンディションのピルスナーウルケルか...と感動した。ここ数年はスーパーに売っている缶・ビンのものしか飲んでいなかったため、なおさら差を感じた。
ピルスナーウルケルの工場は旧市街から歩いて約10分。
工場見学の後、また旧市街へ戻って少し散策した後に前日と同じ場所でピルスナーウルケルを飲み、レストランで食事をしながらピルスナーウルケルを飲み、翌朝にはピルゼンを出て帰路についた。ちなみに工場見学の日も、無濾過との比較用としてランチにレストランでピルスナーウルケルを頂いたりしていた。
ピルゼンは観光地然としておらず、人もそんなに多くないのでのんびりとした空気を楽しめる。
ピルスナーウルケルを摂取していない時間はカメラを片手にゆっくり散策。(具体的には1、2時間程度)
東欧の街並みって西欧とはまた少し違って好き。
旧市街もあまり広くないが、ピルスナーウルケルを堪能しつつ散歩するにはちょうど良いかもしれない。
で、けっこう歩いたな...と思ったらまたピルスナーウルケルの合図。
ピルスナーウルケルと同じグループ会社のガンブリヌスも飲めるよ。
このおじさんはビールの神(守護神?)らしい。
ではでは。
スイスに引っ越した話
どうも。
転職してドイツから引っ越した。
ジュネーブやローザンヌなどがあるレマン湖の近くに住んでいる。
当然ながら準備等けっこう前から動いていたがようやく落ち着いてきたため多少はメモとして残しておく。
転職
した。前職においては海外拠点への出向者が退職するってのは初めてだと聞いたが、退職したいタイミングの半年前に上長などに伝えたおかげか特に大変なことは無かった。
自分の後任を決めるための時間が必要だろうと思っていたが、辞めなくても時期的に海外駐在の期間が満了する直前だったから既に目処が立っていた様子。そのせいか、半年前に退職の意向を告げるのは少し早すぎたかもしれないな...と僅かながら思った。
ちなみに海外駐在中に退職を告げるタイミングってのは有象無象の転職応援サイトには参考になる情報がほとんど無かった気がする。
自分の場合、縁あって次職の人に誘われて転職を決めただけなので一般的な面接のプロセスなどは分からない。逆に、エージェントを通さないので給与の決定は苦労した。自分の価値など全然分からない、俺たちは雰囲気で仕事をしている。
引っ越し
ドイツからスイスの引っ越しになるわけだが、一旦は日本を経由するつもりだった上にスイスへの引っ越しの費用は自分持ちだったのでどうするかかなり悩んだ。
ドイツでは家具付きのアパートに住んでいて私物は多くなかったとはいうものの自転車だったり25kg近くあるエスプレッソマシンだったりを一旦日本に送るのはアホだと思ったので、スイスのストレージサービス(貸しコンテナ?)を使うことにした。100 CHF/月ぐらいで借りることができる。
荷物は最低限にした上で自分でスイスまで運んだ。国境で止められる可能性があるため次職の雇用証明書やストレージの契約書とともに適当にエクセルで作った荷物リストを持って、引っ越しだと言い張るつもりだったが、止められる可能性を避けるためにAM5時頃に国境を越えた。
スイスの就労ビザ・住民登録
スイスの転職先は日系企業でもなければ大企業でもなく人事のサポートなど存在しないため雰囲気で対応した。州(カントン)によって色々違うため注意。私の場合はVaud(ヴォーと読む)州。
就労ビザに関しては雇用主が申請するため、申請が通った後のインビテーションのような書類を持ってローザンヌのオフィスに行く。そこで指紋採取や記念撮影をして完了。
「住民登録が終わったら、登録住所にビザを送るね」と言われ、住民登録?何だそれは...?となった。仮のビザも貰えるわけではなく、当面は先に出てきたインビテーションの書類をビザ代わりとして持ち歩いた。
すっかり忘れていた住民登録だが、これは住む街の役所に行き申請する。アパートを見つける前のホテル暮らしの状態でも到着後14日以内に登録する必要があるが、ホテルだとしても滞在していることが証明できる書類があれば何ら問題ない。結婚していたり子供がいたりする場合は、それを証明する書類が別途必要なので注意。日本の書類で婚姻を証明するには、戸籍謄本(役所@日本)→アポスティーユ(外務省@日本)→翻訳(@スイスの日本領事館)という流れでようやく書類として完成されるためとにかく時間が掛かる。
というわけで約5年住んだドイツを離れて今年4月にスイスにやってきて、7月になってようやくアパートに住み始め、家具もある程度揃ってきたので落ち着いてコレを書いている。
想像以上に文量が増えたのでこのぐらいにしておく。
ではでは。
210325 Citra & Mosaic IPA w/ VERDANT IPA yeast(仮)
どうも。
インターネットに落ちてたMagic Rock BrewingのWest Coast IPAのクローンを色々とバリエーションを振って作ってきたけど、そろそろ違うものを作ってみようと思う。
ということで今回は王道の一つ?、シトラとモザイクを使ってIPAを作った。
さらに今回はイギリスのVerdant Brewing Co とイースト会社が共同で作ったVerdant IPA yeastを使ってみた。US-05以外のイーストを使ったら味は大きく変わるのかな、程度の理由で買っただけであって高尚な理由は無し。
公式サイトではアプリコットの際立ったノート、トロピカルフルーツや柑橘類のトーンなどと書かれている。
公式サイトの商品画像になっている数個入りパック、まるでふりかけみたいだな・・・って謎の笑いが発生した。
他にもVerdantの人にイーストについて聞きながら実際にNEIPAを作ってる動画も参考に見てた。
Our Lallemand & Verdant Inspired New England IPA - The Craft Beer Channel
実はこの動画は実際にこのイーストを買う前にNEIPAの作り方として楽しく眺めていてたのだけど、Verdantの人はバイオトランスフォーメーションのための1回目のドライホップをしない(ワールプールのタイミングでたくさん入れるから不要という考え)等の参考情報があったのを見落としたまま今回作ってしまった。
ということで一応このVerdant IPA ale yeastについて備忘録:
US-05は一次発酵をスタートして数日後にピークが来て、そこから約2週間は漸減しつつも発酵が続くようなイメージなのに対して、このVerdant IPAは公式サイトに情報があるように5日間で発酵が完了する。
確かに発酵開始の翌日辺りから非常に活発に二酸化炭素が生成されていてホクホク顔で眺めていたのだけど、1週間後には完全に沈黙していて心配した今回の経験と完全に一致する。US-05の時と同じようにバイオトランスフォーメーションを期待して発酵開始7日後にドライホップしたのだけど、その後にイーストが活動している様子も全然見受けられなかった。
5日間で発酵が完了するのであれば、+αの期間は置くとしても一次発酵に2週間も取らなくていいのでは?という疑問もあるのでもう少し学びたいと思う。
今回は他にも基本的な醸造方法として以下のアップデートを実施:
- 水道の水質情報をゲット。今回はよりクリスピーなIPAを目指すべくバランスを調整しCaSO4を追加。差?全然分からない。俺たちは雰囲気でホームブリューイングをしている。
- ホップバッグ(洗濯ネットの目が細かいようなやつ)をボイル中およびドライホップ両方に導入。特にドライホップ時は汚染に心配だったが問題なし。
ビタリングホップにはセンテニアルとシトラを使用してIBUは45程度。
ワールプール、ドライホップ(一次発酵完了5日前/2日前の2回)のタイミングでシトラとモザイクを投入。
といった感じで作ってみた。
正直ちょっとホップをケチった節があるのだが、案の定?ホップフォワードとは言い難いため次バッチは贅沢に行こうと思う。
あとVerdant IPAイーストのおかげだと思うのだけど、後味がめちゃくちゃジューシー。
ということでちょっとした改善でもっと美味しくなる予感があるのでまたやっていこうと思う。
ではでは。
冬のヴェネツィアもやはり良いって話
どうも。
かれこれ約10ヶ月間、家から15km以上離れないような生活をしているんだけど(15km先のアジア食材店には行く)ここに来てCOVID-19の状況が悪化しているようで、とうとう州から夜間外出規制が発令されちゃいました。
ということで?昨冬のヴェネツィア旅行の写真でもまとめておこうかなと。
まだ当時の欧州は私含め多くの人が他人事だと思っていた時期と思う。
ちなみにこちらは前回夏に訪れた時の話。
夏はとにかく暑かったのと人が多かった記憶。
それでは早速今回の写真をば。
この季節には夏のようなカラッとした青空はなかなか望めないけど、今回は霧がかかっていた日もあるぐらいで全く違った雰囲気を楽しめた。
今回はあてもなく散策する時間が長かった気がする。サンマルコ広場を少し離れて、例えばアルセナーレ・ディ・ヴェネツィアあたりまで来ると人もけっこうまばらになってくるので快適。
さて今回は本島だけじゃなくてムラーノ島やブラーノ島にも行こうぜ、となったため水上バスを使って上陸。
ムラーノ島。散策しながら「同じ名前の日産車があるんだよ〜」って話を何回もしていそうで心配。やはり本島よりものどか。
こじんまりとしていてカラフルなブラーノ島。
これらの島ではガラス細工も物色。ショットグラスを買ったかな。
きっとテキーラとかイエーガーマイスターをショットで飲むのに使われるんだろうけど...。
また、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂のある島にも上陸し聖堂を観覧。
聖堂の塔の上から。ヴェネツィアに来たら行っておきたい場所の一つだと強く思う。
もうちょっと長い時間ここから景色を眺めていたらヴェネツィアと一体化してしまって現実に戻ってこれなかったかもしれない。
ちなみに今回は水上バスを多用するため72時間のパスを購入。
最後に食事。
本島の賑わっているエリアでの食事は観光地価格なのがネックだけど相変わらず食事は美味かった。(イタリアは美味い+海鮮は美味い)
こちらはティラミスが食べたいと話していたところ見つけたIl tiramisùというティラミス屋さん。
エスプレッソマシンはELEKTRA社というTrevisoが本拠地のメーカーのものを使っていて一体感を感じる...!(Trevisoがティラミスの発祥地と言われていてIl tiramisùもそこにある。)
あとマシンのウッドハンドルかっこいいね。
冬のヴェネツィアは当然寒いけれど暑い夏よりは過ごしやすく、観光客もそれほど多くなかったので落ち着いて散策できて、非常に満喫できた。
早く普段どおりの生活ができて旅行も出来るようになるといいね。
ではでは。
Brewdog PUNK IPAっぽいIPAを仕込む
どうも。
前回は試しにペールエールを作ってみたところで、次はIPAを作ろうと思いBrewdogのPUNK IPAのレシピを物色。
BrewdogはDIY Dogと銘打って公式でレシピを公開しているので参考にする。
クローンのレシピも一通り眺めて、なんとなくこれも参考に。
Brewdog Punk IPA clone - All Grain American IPA Homebrew Beer Recipe - Brewer's Friend
私は基本的に完成時に10リットルをターゲットのつもりなので両レシピとも分量を割り算してやる必要があるが、雰囲気で以下のようなレシピにした。
ホップはアーテナムを準備できなかったのでカスケードで代用する。タイトルをPUNK IPAの"クローン"ではなく"っぽい"としたのはこれが理由。
レシピ
- 水:14 L
- モルト:2.84 kg
(今回はペールエールモルト100%にしてみた) - ホップ
Amarillo:10 g
Cascade:32.5 g (←Athanumの代用)
Cascade:25 g
Chinook:50 g
Nelson Sauvin:25 g
Simcoe:35 g - イースト:US-05
スケジュール
- マッシング:67℃ 60分
- マッシュアウト:78℃まで昇温 20分
- ボイル:60分
60min
Cascade - 10 g
30min
Cascade - 15 g
Chinook - 5 g
0min (ワールプール)
Cascade - 7.5 g
Chinook - 15 g
Nelson Sauvin - 10 g
Simcoe - 10 g
ターゲットOG(糖度):14.1°P
ターゲットIBU:41.2 になるはず
ドライホップ
Amarillo - 10 g
Cascade - 25 g
Chinook - 30 g ←これも20gはCascadeで代用
Nelson Sauvin - 15 g
Simcoe - 25 g
メモ
- 20Lターゲットのレシピを10Lターゲットに落とし込むならビタリングホップも半分にしておけば良いという単純な話なのか心配になったので、改めてIBUを計算して40になるようにテキトーにホップを配合した。
- フレーバー用のホップは多ければ多いほど良いでしょって気持ちで設定。ただわりと参考レシピの比率をベースにしている。
- ボイル前は12.5~13Lのウォートだったが、ボイル後はほぼ11Lだった。
- OGは14.5°Pになった。悪くない。
- ワールプール時のホッピングは下記情報を参考に、バスタブに突っ込んで76℃まで下がった辺りからホップを投入。
ワールプールホッピング考察:Hop Lab ホップラボ:SSブログ - モルトはMaris Otterを使ってみたかったが、粉砕されたMaris Otterは売っていなかったので諦めて通常?のペールエールモルトにした。
- どうやらChinookは30gしか買っていなかったようでドライホッピングの分が10gしか残っていなかったため20gをCascade代用した。
先週末に仕込んだ話なのでそろそろドライホッピングをすることになるが、DIY Dogでは5日間のドライホッピングが推奨、ただ情報によっては2-3日ってものもあって投入タイミングが悩ましい。
そもそも澱引きをして容器を変えた中にドライホッピングするのが理想なのか、一次発酵中にぶち込んでも大丈夫なのか、等を考えながらネットサーフィンをしていると以下情報を発見。
New England IPAを仕込む その3 : Kotori Brewing
気になった情報を纏めると、一次発酵中にホップを投入した場合にはホップに含まれるゲラニオールの一部がベータシトロネロールに置き換わり、このゲラニオール、ベータシトロネロールと、同じくホップに含まれるリナロールの3つの割合で香りが変わる結果になっている様子。
とりあえず一次発酵中にホップを投入すること自体は問題無さそう。
ここらへんのドライホッピングのタイミングと香りの関係は今回のPUNK IPA風IPAの2バッチ目で違いを確認できたらなあと思っている。
というかKotori Brewing様は各種数値の計算ツールも公開してくださっていて、IBU計算も使わせてもらったし常に参考になるし本当に頭が上がりません。
と、ここまで来て実のところPUNK IPAは近所で全然見かけなくて、1年前に友人がベルリンに来た時に一緒に行ったBerlin mitteのタップルームで飲んだのが最後だったりする。
ということでインターネットビール屋さんでPUNK IPA数本を含んだBrewdog bundleを購入して、週末に届くので存分にベンチマークしたいと思う。
ちなみに2019年4月にStone Brewingからベルリンの醸造所を買い取っているから、近所のスーパーに常備されているBrewed in Berlinと書かれたStoneのRipper(ペールエール)もそのうちBrewdogに置き換わるのかもしれない。
Stone Brewing Berlin sold to Brewdog - Beer Street Journal
せっかくなのでBrewdogのBerlin mitteのTap roomの様子。土曜の昼過ぎは客も少なく、中庭でまったり飲めた。
そして週末に届く予定だったビールはDPDの配送センターから1mmも動かずに土曜を終えてしまった。 わざわざ土曜配達を指定したのに...。
ではでは。