Destination Unknown

欧州で写真を撮ったり(珈琲やビールを飲んだり)する。

スイスに引っ越した話

どうも。

転職してドイツから引っ越した。
ジュネーブローザンヌなどがあるレマン湖の近くに住んでいる。
当然ながら準備等けっこう前から動いていたがようやく落ち着いてきたため多少はメモとして残しておく。

 

転職

した。前職においては海外拠点への出向者が退職するってのは初めてだと聞いたが、退職したいタイミングの半年前に上長などに伝えたおかげか特に大変なことは無かった。
自分の後任を決めるための時間が必要だろうと思っていたが、辞めなくても時期的に海外駐在の期間が満了する直前だったから既に目処が立っていた様子。そのせいか、半年前に退職の意向を告げるのは少し早すぎたかもしれないな...と僅かながら思った。
ちなみに海外駐在中に退職を告げるタイミングってのは有象無象の転職応援サイトには参考になる情報がほとんど無かった気がする。

自分の場合、縁あって次職の人に誘われて転職を決めただけなので一般的な面接のプロセスなどは分からない。逆に、エージェントを通さないので給与の決定は苦労した。自分の価値など全然分からない、俺たちは雰囲気で仕事をしている。

引っ越し

ドイツからスイスの引っ越しになるわけだが、一旦は日本を経由するつもりだった上にスイスへの引っ越しの費用は自分持ちだったのでどうするかかなり悩んだ。
ドイツでは家具付きのアパートに住んでいて私物は多くなかったとはいうものの自転車だったり25kg近くあるエスプレッソマシンだったりを一旦日本に送るのはアホだと思ったので、スイスのストレージサービス(貸しコンテナ?)を使うことにした。100 CHF/月ぐらいで借りることができる。
荷物は最低限にした上で自分でスイスまで運んだ。国境で止められる可能性があるため次職の雇用証明書やストレージの契約書とともに適当にエクセルで作った荷物リストを持って、引っ越しだと言い張るつもりだったが、止められる可能性を避けるためにAM5時頃に国境を越えた。

 

無理やり押し込まれた荷物たち

 

スイスの就労ビザ・住民登録

スイスの転職先は日系企業でもなければ大企業でもなく人事のサポートなど存在しないため雰囲気で対応した。州(カントン)によって色々違うため注意。私の場合はVaud(ヴォーと読む)州。
就労ビザに関しては雇用主が申請するため、申請が通った後のインビテーションのような書類を持ってローザンヌのオフィスに行く。そこで指紋採取や記念撮影をして完了。
「住民登録が終わったら、登録住所にビザを送るね」と言われ、住民登録?何だそれは...?となった。仮のビザも貰えるわけではなく、当面は先に出てきたインビテーションの書類をビザ代わりとして持ち歩いた。

すっかり忘れていた住民登録だが、これは住む街の役所に行き申請する。アパートを見つける前のホテル暮らしの状態でも到着後14日以内に登録する必要があるが、ホテルだとしても滞在していることが証明できる書類があれば何ら問題ない。結婚していたり子供がいたりする場合は、それを証明する書類が別途必要なので注意。日本の書類で婚姻を証明するには、戸籍謄本(役所@日本)→アポスティーユ(外務省@日本)→翻訳(@スイスの日本領事館)という流れでようやく書類として完成されるためとにかく時間が掛かる。

 

 

 

というわけで約5年住んだドイツを離れて今年4月にスイスにやってきて、7月になってようやくアパートに住み始め、家具もある程度揃ってきたので落ち着いてコレを書いている。

想像以上に文量が増えたのでこのぐらいにしておく。

 

 

ではでは。