スイスで(2台目の)車を買った話
どうも。
約3年前に入ったスイスの会社は社用車制度が無く、すぐにVWグループのシュコダ オクタビア コンビ (ワゴンのこと) 2.0TDIという実用的な車を買った。2Lディーゼルで普通に走っていれば20km/lの低燃費でタンク満タンから1000km近く走るし、VWのゴルフバリアントやセアトのレオンSTといった兄弟車よりも広くて荷物も載る。エアコン操作ですらタッチパネル(最悪)といういかにも最近の車。購入して2年で3万km程度走っており移動手段として非常に満足している。
ただ、ここにきて突然どうしても他の車が欲しくなり、あろうことか増車してしまった。
家族には色々御託を並べたが、要するに高出力を狙った純粋な内燃機関と適度なアナログの残った車を入手しておきたかった。日本に戻ったら買いたいと思っている車種たちが軒並み中古車情報サイトで値上がりしていく様子を眺めていたあの日々に終止符を打った形だ。
今回メモとして残しておきたいのはスイスの制度や登録の流れ。私の場合はヴォー州だが、他の州は異なる場合もあるのでそこだけ注意。
1枚のナンバープレートで2台の車を登録できる
英語で言うところのInterchangeable license plate、一度に1台の車しか乗らないのであれば1枚のナンバープレートで2台の車を登録できる。乗る車にナンバーを付け替えるだけ。
これにより以下の恩恵があった。
- 自動車税も高額な方1台分を払うだけでOK。
- 自動車保険も1つの契約でOK。自分の場合はオクタビア1台の時から2%値上がりしただけなので実質お値段据え置き。
- 最近可能になったナンバープレート紐づけのオンライン購入であれば、Vignetteこと高速道路通行証も1台分でOK。
税金や保険料といった悩ましいポイントが1台分+αで済むわけだ。
そして、実際の車両登録の流れとしてはこれだけ。
- 購入した車両のグレーカード (車両証明書)のコピーなり写真を自動車保険会社へ送る。このときはまだ前オーナーのものでも構わない。(オーナー情報の載っていない右側のページだけで良い。)
自動車保険会社からすぐに保険登録完了の連絡があるはず。 - 必要に応じてディーラーに車検を通してもらい、新しいグレーカードを入手する。
- 新しいグレーカードと自身の身分証明書を持って、現地の自動車管理局に行く。
既存のナンバーに2台目を追加で...などと説明も不要で、窓口でグレーカードを差し出せば自分がオーナーとなった新しいグレーカードをもらえた。これで完了。
ということでシビック タイプR (EP3)を買った。

どの回転数でもどこかしらが共振しているしエンジン音はダイレクトに耳に入ってきて純正でも車内がとにかく賑やかに感じるが、運転していて笑顔が止まらない。
ソフト99みたいな色の冬タイヤ用ホイールとニュルブルクリンクにVTECと書かれたステッカーは前オーナー(ポルトガル人)の趣味ですので...。
ではでは。