Brewdog PUNK IPAっぽいIPAを仕込む
どうも。
前回は試しにペールエールを作ってみたところで、次はIPAを作ろうと思いBrewdogのPUNK IPAのレシピを物色。
BrewdogはDIY Dogと銘打って公式でレシピを公開しているので参考にする。
クローンのレシピも一通り眺めて、なんとなくこれも参考に。
Brewdog Punk IPA clone - All Grain American IPA Homebrew Beer Recipe - Brewer's Friend
私は基本的に完成時に10リットルをターゲットのつもりなので両レシピとも分量を割り算してやる必要があるが、雰囲気で以下のようなレシピにした。
ホップはアーテナムを準備できなかったのでカスケードで代用する。タイトルをPUNK IPAの"クローン"ではなく"っぽい"としたのはこれが理由。
レシピ
- 水:14 L
- モルト:2.84 kg
(今回はペールエールモルト100%にしてみた) - ホップ
Amarillo:10 g
Cascade:32.5 g (←Athanumの代用)
Cascade:25 g
Chinook:50 g
Nelson Sauvin:25 g
Simcoe:35 g - イースト:US-05
スケジュール
- マッシング:67℃ 60分
- マッシュアウト:78℃まで昇温 20分
- ボイル:60分
60min
Cascade - 10 g
30min
Cascade - 15 g
Chinook - 5 g
0min (ワールプール)
Cascade - 7.5 g
Chinook - 15 g
Nelson Sauvin - 10 g
Simcoe - 10 g
ターゲットOG(糖度):14.1°P
ターゲットIBU:41.2 になるはず
ドライホップ
Amarillo - 10 g
Cascade - 25 g
Chinook - 30 g ←これも20gはCascadeで代用
Nelson Sauvin - 15 g
Simcoe - 25 g
メモ
- 20Lターゲットのレシピを10Lターゲットに落とし込むならビタリングホップも半分にしておけば良いという単純な話なのか心配になったので、改めてIBUを計算して40になるようにテキトーにホップを配合した。
- フレーバー用のホップは多ければ多いほど良いでしょって気持ちで設定。ただわりと参考レシピの比率をベースにしている。
- ボイル前は12.5~13Lのウォートだったが、ボイル後はほぼ11Lだった。
- OGは14.5°Pになった。悪くない。
- ワールプール時のホッピングは下記情報を参考に、バスタブに突っ込んで76℃まで下がった辺りからホップを投入。
ワールプールホッピング考察:Hop Lab ホップラボ:SSブログ - モルトはMaris Otterを使ってみたかったが、粉砕されたMaris Otterは売っていなかったので諦めて通常?のペールエールモルトにした。
- どうやらChinookは30gしか買っていなかったようでドライホッピングの分が10gしか残っていなかったため20gをCascade代用した。
先週末に仕込んだ話なのでそろそろドライホッピングをすることになるが、DIY Dogでは5日間のドライホッピングが推奨、ただ情報によっては2-3日ってものもあって投入タイミングが悩ましい。
そもそも澱引きをして容器を変えた中にドライホッピングするのが理想なのか、一次発酵中にぶち込んでも大丈夫なのか、等を考えながらネットサーフィンをしていると以下情報を発見。
New England IPAを仕込む その3 : Kotori Brewing
気になった情報を纏めると、一次発酵中にホップを投入した場合にはホップに含まれるゲラニオールの一部がベータシトロネロールに置き換わり、このゲラニオール、ベータシトロネロールと、同じくホップに含まれるリナロールの3つの割合で香りが変わる結果になっている様子。
とりあえず一次発酵中にホップを投入すること自体は問題無さそう。
ここらへんのドライホッピングのタイミングと香りの関係は今回のPUNK IPA風IPAの2バッチ目で違いを確認できたらなあと思っている。
というかKotori Brewing様は各種数値の計算ツールも公開してくださっていて、IBU計算も使わせてもらったし常に参考になるし本当に頭が上がりません。
と、ここまで来て実のところPUNK IPAは近所で全然見かけなくて、1年前に友人がベルリンに来た時に一緒に行ったBerlin mitteのタップルームで飲んだのが最後だったりする。
ということでインターネットビール屋さんでPUNK IPA数本を含んだBrewdog bundleを購入して、週末に届くので存分にベンチマークしたいと思う。
ちなみに2019年4月にStone Brewingからベルリンの醸造所を買い取っているから、近所のスーパーに常備されているBrewed in Berlinと書かれたStoneのRipper(ペールエール)もそのうちBrewdogに置き換わるのかもしれない。
Stone Brewing Berlin sold to Brewdog - Beer Street Journal
せっかくなのでBrewdogのBerlin mitteのTap roomの様子。土曜の昼過ぎは客も少なく、中庭でまったり飲めた。
そして週末に届く予定だったビールはDPDの配送センターから1mmも動かずに土曜を終えてしまった。 わざわざ土曜配達を指定したのに...。
ではでは。