ピルスナーウルケルを飲みにピルゼン(プルゼニ)に行った話
どうも。
自分の中でのクラフトビールの定義と、日本の大手ビール製造メーカーが"クラフト"という言葉を使ってビールを売っている現状とのギャップに苦しむ人間です。独立した小規模の醸造所が作るビールこそがクラフトビールだと思っているので。(ただ私が大好きなMagic Rock Brewingは結構前に大手企業に買収されており自分の定義上クラフトビールと呼べなくなった...という例があるので、クラフトビールと思しきものも基本的にただ"ビール"と呼ぶというスタンスでやっている。)
いきなり変な話で始まったが、ビールを飲みにチェコに行ってきた。
そう、いつかやりたかったことの1つ、ピルスナー発祥の地ピルゼンでピルスナーウルケルを飲んできた。
ピルゼンはプラハから車で1時間程度で着くらしいが飛行機の時間が合わなかったので、自宅から800kmのロングドライブを敢行した。何度か渋滞にハマったもののニュルンベルクあたりから東に向かうにつれ交通量が大幅に減るなど、概ね快適なドライブだった。
チェコの高速道路を走る際はVignetteをフロントガラスに貼る必要があるが、いつの間にか電子化もされていたようで、web上で車のナンバーを登録してお金を払えばVignetteを貼る必要もなく完了する。
ちなみにその電子化の案内&QRコードはVignette売り場には掲示されておらず、私が確認した限りガソリンスタンドのショップの机に1枚貼り付けられているだけだったので事前に登録しておいたほうが無難。
とまあ楽しいロングドライブをこなしてホテルへ着弾し、旧市街へ向かう。
旧市街に差し掛かったところで人々が石畳の上でジョッキ片手に集まっていたので、そのすぐ近くのレストランでビールを購入して人々に紛れつつ飲んだ。ビールと言ったがドラフトのピルスナーウルケルである。
ピルスナーウルケル直営のレストランが近くにある他、おいしいピルスナーウルケルを出すと知られているレストラン/パブがいくつかある様子。
私が行ったのはここ。
以前夏場にチェコに滞在していた時も毎週末は旧市街でビールを飲んでいた記憶が蘇った。
余談だが、お土産に同サイズのジョッキを買ったので自宅でピルスナーウルケルを注いだものの当然ながらこんなにきめ細やかな泡にはならず、既にこのビールが恋しい。
翌日は主目的であるピルスナーウルケルの工場見学。
最高だったのでチャンスがある方は是非立ち寄って欲しい。見学の最後には無濾過のピルスナーウルケルが飲める。
これが最高のコンディションのピルスナーウルケルか...と感動した。ここ数年はスーパーに売っている缶・ビンのものしか飲んでいなかったため、なおさら差を感じた。
ピルスナーウルケルの工場は旧市街から歩いて約10分。
工場見学の後、また旧市街へ戻って少し散策した後に前日と同じ場所でピルスナーウルケルを飲み、レストランで食事をしながらピルスナーウルケルを飲み、翌朝にはピルゼンを出て帰路についた。ちなみに工場見学の日も、無濾過との比較用としてランチにレストランでピルスナーウルケルを頂いたりしていた。
ピルゼンは観光地然としておらず、人もそんなに多くないのでのんびりとした空気を楽しめる。
ピルスナーウルケルを摂取していない時間はカメラを片手にゆっくり散策。(具体的には1、2時間程度)
東欧の街並みって西欧とはまた少し違って好き。
旧市街もあまり広くないが、ピルスナーウルケルを堪能しつつ散歩するにはちょうど良いかもしれない。
で、けっこう歩いたな...と思ったらまたピルスナーウルケルの合図。
ピルスナーウルケルと同じグループ会社のガンブリヌスも飲めるよ。
このおじさんはビールの神(守護神?)らしい。
ではでは。
冬のヴェネツィアもやはり良いって話
どうも。
かれこれ約10ヶ月間、家から15km以上離れないような生活をしているんだけど(15km先のアジア食材店には行く)ここに来てCOVID-19の状況が悪化しているようで、とうとう州から夜間外出規制が発令されちゃいました。
ということで?昨冬のヴェネツィア旅行の写真でもまとめておこうかなと。
まだ当時の欧州は私含め多くの人が他人事だと思っていた時期と思う。
ちなみにこちらは前回夏に訪れた時の話。
夏はとにかく暑かったのと人が多かった記憶。
それでは早速今回の写真をば。
この季節には夏のようなカラッとした青空はなかなか望めないけど、今回は霧がかかっていた日もあるぐらいで全く違った雰囲気を楽しめた。
今回はあてもなく散策する時間が長かった気がする。サンマルコ広場を少し離れて、例えばアルセナーレ・ディ・ヴェネツィアあたりまで来ると人もけっこうまばらになってくるので快適。
さて今回は本島だけじゃなくてムラーノ島やブラーノ島にも行こうぜ、となったため水上バスを使って上陸。
ムラーノ島。散策しながら「同じ名前の日産車があるんだよ〜」って話を何回もしていそうで心配。やはり本島よりものどか。
こじんまりとしていてカラフルなブラーノ島。
これらの島ではガラス細工も物色。ショットグラスを買ったかな。
きっとテキーラとかイエーガーマイスターをショットで飲むのに使われるんだろうけど...。
また、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂のある島にも上陸し聖堂を観覧。
聖堂の塔の上から。ヴェネツィアに来たら行っておきたい場所の一つだと強く思う。
もうちょっと長い時間ここから景色を眺めていたらヴェネツィアと一体化してしまって現実に戻ってこれなかったかもしれない。
ちなみに今回は水上バスを多用するため72時間のパスを購入。
最後に食事。
本島の賑わっているエリアでの食事は観光地価格なのがネックだけど相変わらず食事は美味かった。(イタリアは美味い+海鮮は美味い)
こちらはティラミスが食べたいと話していたところ見つけたIl tiramisùというティラミス屋さん。
エスプレッソマシンはELEKTRA社というTrevisoが本拠地のメーカーのものを使っていて一体感を感じる...!(Trevisoがティラミスの発祥地と言われていてIl tiramisùもそこにある。)
あとマシンのウッドハンドルかっこいいね。
冬のヴェネツィアは当然寒いけれど暑い夏よりは過ごしやすく、観光客もそれほど多くなかったので落ち着いて散策できて、非常に満喫できた。
早く普段どおりの生活ができて旅行も出来るようになるといいね。
ではでは。
年末年始にバルセロナへ行った話
どうも。
ドイツ国内の私の住んでいる地域では新型コロナウイルスの影響でスーパーや薬局、宅配もしくは持ち帰りの飲食店以外はほとんど閉まってます。5月の頭には色々と規制が緩和されるようですが、いつになったら日常が戻ってくるのだろうという感じです。
まあとにかく、この機会に遅れを取り戻すべく写真を纏めています。
今回は年末年始にバルセロナへ行った話。
有名な観光どころや、パエリアやタパスなどのスペイン料理を堪能してきました。
初手はサグラダ・ファミリア。初めて建築物に圧倒された気がします。
とにかくすごくて。語彙力不足です。
カタルーニャ美術館とその周辺。
全体的な街の雰囲気も良かったです。ガウディ建築が点在してます。
毎回どこか美味しいエスプレッソドリンクを飲めそうなロースター(カフェ)に行くのが習慣になりつつあって、今回の旅ではNomad CoffeeとSlowMovに行きました。
やはり年末年始に営業しているレストラン・バルは多くなく...3夜連続で同じ店に行けば帰り際の挨拶は「じゃあまた明日!」になるよね。
今回の大きな収穫の一つはパドロンっていうシシトウの素揚げがビールに合ってめちゃくちゃ美味しかったってことでした。日本でもスーパーとかで気軽に買えると嬉しいのだけど、どうなんでしょ。
タクシーの鮮やかな黄色と街並みの組み合わせが気に入って、車の写真もちょこちょこ撮っていました。でも肝心のタクシーの写真は無いんですけどね。
あと、私はピルスナーと言えばチェコのピルスナー・ウルケル一択!ってぐらいのピルスナー・ウルケル好きな人なのですが、バルセロナの地ビールMORITZも好きな苦味の感じですごく美味しかったです。これも今回の旅の大きな収穫の一つ。
でもあんまり味のこと覚えていないしもう一回飲みたい。パドロンの素揚げをつまみながらね。
ではでは。
2度目のウィーンも良かったって話
どうも。
前回更新時から相当な時間が経ってしまってタイトルの付け方も雑です。
最後に写真を撮りに出かけたのが2019年8月、今回の写真を撮ったのが2019年12月末、そしてこうして纏めているのは2020年3月も終わろうとしているところです。
さて今回は再びウィーンに行った話。
前回はちょうど1年前。この時も11月頃に旅行して翌年3月末にブログを書いています。
この体たらく、何も変わっていないですね。
前回旅行時に1日では全然観光し足りない!と結論付けた上で今回臨んだわけですが、親同伴での観光だったので前回訪れて気に入った場所+αを巡りました。
前回は閉館後に外から眺めるだけだったシェーンブルン宮殿へ。
この手の歴史的に重要なものに触れると、学校の授業をちゃんと聞いておけば・・・なんて気持ちが一瞬よぎる。
あと、次回は必ず行こうと思っていた美術史美術館内のカフェ。
無事にリベンジ成功。周りから写真を撮るだけでなく入店もしました。
カフェと言えば前回訪問して気に入ったAlt Wien Kaffee。前回対応してくれた熱いおじさんはいなかったのが少し残念だったけど、エスプレッソマシン等について少し知識が増えたので機材を見る僕の目は輝いていたと思う。
このカフェはナッシュマルクト(Nachmarkt)という市場に近いので、ついでに行けるのもポイント。
オイルサーディン缶屋さん。家に帰って現像するまでオイルサーディンだと気づきませんでした・・・何たる失態。オイルサーディン缶のジャケ買いしたかった。
チョコレート屋さん。デザインも良くてどれを買おうか延々と悩んでしまいました。後から調べてみたら日本語のウェブサイトがあったしTwitterもやってる!
フェアトレードとかBean to Barとか、コーヒー豆と似たような流れがあるんですね。
お気に入りのターフェルシュピッツ。牛肉を野菜と一緒に長時間煮込んだ料理ね。
ちなみに今回は雪の可能性もあったので車ではなく飛行機+電車を使いました。
確かRJ(レイルジェット)を使って空港から中央駅へ移動したかな?特に難しいこともなく空港の券売機でチケットを買って乗り込みました。
こう振り返ると意外とナッシュマルクトをかなり楽しんでいました。さすが、1774年から存在するウィーン最大の市場(今調べた)。
ではでは。
世界で一番美しい海岸線と言われるアマルフィ海岸にサラッと立ち寄った話
どうも。
ナポリ空港からレンタカーで東へ、プーリア地方に向かう旅も最終回です。
アドリア海を眺めた後にナポリ方面へ向かう途中、最後にアマルフィに寄りました。
今まで立ち寄った街についての話は最後に纏めます。
元々は知り合いにアマルフィ海岸を勧められて計画した南イタリアの旅行ですが、アマルフィはこのナポリへ戻る道中で一泊だけした感じです。そのことを知り合いに報告したら案の定もう一度アマルフィ(とついでにナポリとポンペイ)へ行くべきだと言われました・・・笑
それはさておき。
アマルフィへ向かう道中、入り組んだ海岸線。
過去記事でチラッと話した気がしますが今回Fiat500Cを借りました。
大きなスーツケースがトランクに入らなかったのは衝撃でしたが、今回のアマルフィ海岸をはじめ幅が広くない道路で非常に助かりました。
ちょっと汚れが目立つのは一度雨に降られたので。
こちらアマルフィ大聖堂。
お土産はリモンチェッロ。ノーマルとクリーム両方買っちゃいました。
南イタリアといえばレモン、そんなレモンのリキュールです。
冷凍庫に保管しておいて、主に食後にクイッとショットで飲むやつ。
これが空いたら自作してみようかと思案中。
最後に。
北イタリアとは随分雰囲気が違い、時間がゆったりと流れているような南イタリアでした。食事は南北関係なく美味しい。コーヒーも美味しい。
エスプレッソが好きなので色々と注目していたのですが、南イタリアの方が北イタリアより濃いエスプレッソ(いわゆるリストレット)を好むという話をインターネットで見かけたので次は再び北イタリアに行けたらなと・・・。
今までに立ち寄った街はこちら。
洞窟住居の街、マテーラに行った話
どうも。
引き続きナポリ空港からレンタカーで東へ、プーリア地方に向かう旅。
前回はアドリア海沿いの街モノポリに立ち寄った話でしたが、今回は西に少し戻ってマテーラに行った話です。
前回はこちら。
さて、モノポリからマテーラへは約1.5時間。
カーナビは相変わらずドライバーを不安にさせるようなルートを示してくれるので、高速道路を走ったのは一瞬のみ、ほとんど車通りのない果樹園の間を縫うように走り続けた印象です。
まあ、Fiat500Cで南イタリアの果樹園の間を元気に走るってのも趣きがあるということで。
洞窟住居が世界遺産に登録されているマテーラ。
これらの住居はサッシと呼ばれるとのこと。
聞くところによると天空の城ラピュタのモチーフにもなってるらしい。
ちなみにこのサッシ地区にはホテルもあって、しかも気軽に泊まれる価格です。
今回私も宿泊したのですが部屋には冷房も冷蔵庫もあってけっこう快適。
(ただ、ベッドのあるロフトまでは冷房が効かず暑かった・・・。)
もしサッシ地区に泊まるのであれば、中心まで行く循環バスに乗るかタクシーを手配してもらったほうが良いと思います。Googleマップが駐車場からホテルまで徒歩約10分と言うので実際に歩いたのですが、石畳かつ階段が多いのでスーツケースを持って歩くのは大変でした。
もちろん帰りは循環バス(というかバンです)を使わせて頂きました。
ひと目でバス停だと分かる看板が無く、壁に無造作に時刻表が貼ってあります。